<1階 フロアマップ>
●受付・診察室
●処置室・第1手術室
●新手術室(クリーンルーム)
●CTルーム
●レントゲン室
●MRI室
操作性・画質・快適性といった、MRIに必要なすべての機能を向上させながら、ここまでコンパクトなサイズに凝縮しました。小さくなることで運用コストを抑えられ、環境にも配慮できます。検査を行う人、検査を受ける人、さらに地球にもやさしい検査装置です。
2015年秋より東芝80列CTを西日本で初めて導入しました。麻酔下による単純撮影から各種造影による撮影、椎間板ヘルニアのグレード検査、鼻腔内腫瘍、胸部および腹部腫瘍検査、シャント疑いに対する撮影などに対応しております。
また撮影後の手術をご希望の場合もあわせてご相談ください。ご依頼は依頼書ダウンロードのページよりお願いいたします。
クリーンルームオペ室は、HEPAフィルターを通した無菌の空気のみが流入する陽圧のクリーンルームと第一準備室、第二準備室で構成されています。 手術室のクリーン度を保つため、準備室は二部屋用意し、第一準備では、術前の毛刈りなどを行い、第二準備室は、術前の手洗い室及びガウン・手袋の装着室としました。
血液を遠心分離し、赤血球、血漿、血小板の3種類の成分である「赤血球製剤」、「血漿製剤」、「血小板製剤」に分け、患者さんが必要とする成分だけを輸血する「成分輸血」が主に行われています。
血液検査では、IDEXXのプロサイトを使用しており、白血球5分類、網赤血球数、猫の血小板を正確に分析することができます。蛍光レーザーフローサイトメトリー技術により赤血球をカウントし、犬の血小板はラミナーフロー電気抵抗法(インピーダンス技術)により高精度にカウントすることができます。
その他、生化学、電解質、凝固系、線溶系、血液ガス測定などにより重症症例にも対応できる体制となっており、ICUユニットも複数台設置しておりますので、同時に複数の動物を、酸素吸入管理下での長時間看護が可能になっています。
血液ポンプを使い、体内の血液を外へ引き出し、糸球体と近い働きを持つダイアライザーという円筒状の透析器に通し、血液中の老廃物を取り除き、体内に戻す治療を行います。
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MRIは0.3テスラの機器を導入しています。麻酔下の撮影に於いて神経系疾患での脳、脊髄検査を行っています。 造影剤を投与しての撮影を行うことがあります。 |
CTは西日本初の80列、高精細撮影が超高速にて可能となりました。 神経系の脳、脊髄の撮影はMRIを、腫瘍、心臓、腹部などについてはCTでの検査を主に実施しております。 特にCT撮影に於いては、従来より短時間での撮影が可能になり麻酔リスクが大幅に軽減され、症例や対象動物によっては鎮静剤のみでの撮影や無麻酔での撮影も可能となっております。 |
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Cアーム、手術用顕微鏡完備。 造影検査、血管系処置、眼科手術も可能 |
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クリーンルームは多人数必要な手術でも行えるように、充分な広さを持ち、高いクリーン度が必要な神経外科や骨外科や心血管系手術も、実施可能な施設といたしました。また、Cアーム、手術用顕微鏡を準備いたしましたので、各種造影検査、血管系の処置、眼科手術なども行えます。 |
ICU・大型シンク・無影灯・麻酔器・麻酔用生体モニター・調光可能な照明 |
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各種内視鏡検査、超音波検査、汚染度の高い手術、麻酔が必要な処置、歯科処置等も行うことが可能です。また、術後管理用に、酸素濃度、温度、湿度、が調節可能なICUも準備いたしました。このICUは、夜間救急時の重症患畜での使用も可能です。 |
術前の手洗い、ガウン・手袋の装着を準備室で行い、クリーンルーム(手術室)へと進みます |
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従来の血液透析装置では出来なかった除水コントロールを始め、効率の良い透析を行う為のシングルパス方式を採用。 合せて気泡検知器や、回路クランプを装備し、より安全に血液透析の治療を行えるようになりました。 又、透析液の濃度調整機能・週間自動洗浄モード機能等、人医療分野で活用されている、便利な機能も搭載しております。消耗品は、従来の動物用ダイアライザー、血液回路を使用し、血液透析を行います。更に、人用のダイアライザーも使用できますので、小型の動物から大型の動物まで、幅広く血液透析療法が行えます。 |
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現在病院では主に、重篤症状の改善に血液中の特定成分である血漿を分離し、成分輸血を行っております。 |
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止血異常については、 明らかな出血症状を示さない無症候性の出血傾向を呈する症例も存在します。特に夜間救急の現場では重篤症例が多く、時間の経過とともにDIC所見が現れたりすることも考えられ、血液凝固検査を一般血液検査の位置づけとして、 PT、APTT、Fibなどはスクリーニングしたり、DIC所見の場合には、追加項目での検査により重症レベルを数値化することが可能と考えています。 PT、APTT、Fbg、TTO、HpT、因子定量、ATⅢ、APL、Plg、PC、Dダイマー、FDPなど14項目の中から、5項目をランダムに指定し測定することができうる機器を導入しました。 |
血液中に含まれる酸素や二酸化炭素の量、あるいはpHを測定する機械です。輸液の選択、短頭種症候群での治療の必要性の評価などが出来ます。 |
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耳鏡検査の領域は、獣医学において最も重要な内視鏡適用の一つです。犬の場合外耳疾患の頻度が高く、アプローチが容易なこともあって、この場合は内視鏡検査が理想的な検査方法とされています。 犬および猫のさまざまな症状に鼻鏡を使用することができます。例えば、鼻汁、慢性のくしゃみ、鼻血、異物吸引の疑いがある場合、およびレントゲンで確認できた病変などです。この場合、フレキシブル内視鏡および硬性内視鏡のどちらも使用することができます。 |
肝臓切除等の手術手技では、両方の機能を併用することで手術の効率化が図れます。 超音波を利用した手術装置は、血管等の組織を剪んで凝固切開する超音波凝固切開装置と、超音波振動により組織を破砕・乳化し吸引する超音波凝固切開と超音波吸引の2種類の機能を統合されています。 また、超音波凝固切開と超音波吸引に使用するプローブは電気メスに接続が可能なため、より効率的な止血及び膜状組織の切開により手術効率を高めます。 |
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EnSeal(エンシール)はPTC*テクノロジーと独自の電極配置の採用により、適切に温度コントロールを行いながら7mmまでの血管等の組織をシールします。 ●7mmまでの血管等の組織のシール・切離が同時に行えます。 操作コントロールがシンプル、スピーディーに行えます。 ●PTC*テクノロジーにより、約100℃以下でジョー内側の温度をコントロールします。 ●独自のプラス・マイナスの電極配置により、側方への熱の拡散を抑制します。注意を要する部位の近傍でも、より安心して使用できます。 ●ジョー内のアトラウマティックTeethにより、組織を優しくしっかり把持します。 |
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高性能機種を用い腹部超音波検査を実施いたします。 また必要に応じて組織生検も実施可能となっております。 日立アロカ社のアリエッタとアルファ7を用い、腹部臓器の精査をいたします。 エコーによる腹腔内検査、心臓検査、消化器疾患の検査を行っています。 確定診断へ近づくために穿刺生検を実施する場合があります。後日、検査結果は主治医の先生宛に報告します。 |
体の中で血栓が形成されると、プラスミンという酵素が働きだし、血液凝固因子であるフィブリンを溶解していきます。この現象を線溶現象(フィブリン溶解現象)といい、そのとき分解された物質がFDP(フィブリン分解産物)です。そしてその分解される過程で、FDPは大きく分けて4種類の姿に変わっていきますが、その一つがDダイマーです。 Dダイマーは安定化フィブリンの分解によってのみ産生される二次線溶に特異的な成分であることから、Dダイマーの増加は二次線溶の亢進と判断できます。 また、FDP、Dダイマーはともに、この線溶現象(フィブリン溶解現象)を調べる検査です。体の中のどこかに血栓ができていれば線溶現象が亢進し、FDP、Dダイマーが高い値を示します。 |
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DICや肺塞栓症、ネコの心筋症など、血栓を起こす病気を発見するとともに、その重症度を推定することができます。FDPの検査値が高くなったら、感染症が重症になったり、癌が広く転移して、全身に血栓ができるDICが発生していると考えられます。FDP、Dダイマーのどちらか一方でも基準値を超えていたら、体のどこかで血栓の溶解が起こっていると想定されますので、フィブリノゲンや血小板数の検査なども必要になってきます。なお、血液サンプルの送付での対応は冷凍下が望ましいためお受けできませんのでご了承ください。検査をご希望の先生は、患畜とともにお越しいただくことでの対応を考えております。 |
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