
- 動物種類
- 猫
- 品種
- 雑種
- 年齢
- 3歳
- 性別
- 避妊メス
- 主訴・病歴
- 落下事故、尿路の破綻
- 症例概要
- 2階からの落下事故が疑われる状況であり、かかりつけ医で診察を受けたところ尿路の破綻が疑われ、当院へ紹介受診された。
- 診断と治療
- 2階からの落下事故と尿路の破綻が疑われるとのことで、かかりつけ医からの紹介で来院された。来院時、血中K濃度は10.0mmo/Lと非常に高く、徐脈性不整脈を認めた。またBUN236.5mg/dl、Cre17.11mg/dlと腎パネルも非常に高い数値を示し、生命の危機的状況であった。CT検査にて、左右の尿管断裂を認め、腎臓と膀胱の間に新たな尿の排泄経路を設けるSUBシステムを設置した。幸いその後は良好な経過を辿り、手術から3年経過しているが、順調に経過している。