
- 動物種類
- 犬
- 品種
- トイプードル
- 年齢
- 9歳
- 性別
- 去勢オス
- 主訴・病歴
- 痙攣発作
- 症例概要
- 日中に2回、痙攣発作を起こし、かかりつけ医を受診。その際に低血糖と腹腔内塊状病変を指摘され、糖液の投与などを行った。その後の検査、治療のために当院へ紹介来院された。
- 診断と治療
- 低血糖による痙攣発作と腹腔内に塊状病変があることをかかりつけ医で指摘され、その検査及び治療を目的に当院を受診されました。来院時の血糖値は26mg/dl、意識混迷状態であり、ブドウ糖やグルカゴンの投与など初期治療を行った。状態安定化後、CT検査を行い、消化管由来の塊状病変が疑われ、試験開腹を実施。小腸由来の塊状病変を確認し、摘出を行った。術後、低血糖は解消したが、術後に糖尿病へと移行し、インスリンの投与を必要とするも状態は安定している。病理診断は消化管間質腫瘍(GIST)であった。